DAZstudioでリアルな3Dキャラモデルを作る(男性編)

この記事では、無料ソフトの『 DAZstudio 』を用いて、3Dキャラクターの作成からCG完成までの工程を記録します。個人で3DCGを作ることは難しいのか検証していきます。

記事の内容
  • DAZstudioを使って3DモデルのGenesis8 Basic Maleを読込
  • 有料コンテンツを3Dモデルに反映させる
  • DAZstudioでレンダリングしてフォトリアルな3DCGを作る

DAZstudio 』は3Dキャラモデルを簡単に設定できる無料ソフトです。
性能の高いPCを準備する。DAZ 3D(公式サイト)などで素材を購入する。などの出費を事前に検討しておかないといけません。
その他にも、インターフェイスの英語を覚えるレンダリングには時間を費やす(2DCGやアニメーションに仕上げるコンピュータの計算待ち時間)。などの面倒な操作条件もありますが、それらをカバーできる方であれば比較的簡単に操作を覚えられるかもしれません。

一般的な3DCGソフトで3Dデータやコンテンツを作る場合は、DAZstudioの素材を購入する以上に出費が掛かります。単独ソフトで完結するプロジェクトは少く、別ソフトを連携させる経験も必要になります。

1.作りたい3Dキャラクターのイメージを考える

DAZstudioを立ち上げる前に、先にコンセプトを決めておきます。キャラクターの顔や体型は調整を繰り返す無限ループに陥りやすいためです。

  • キモい、エロい、威圧的で不気味な中年男
  • 不敵な笑みに裏の顔を持ってそうなイメージ

2.DAZstudioを起動して、キャラクターを作る

DAZstudioを起動後に『人物モデル』をタブメニューから探す

ソフトを起動させたら、Smart ContentタブからFiguresを選択し、Maleの中からGenesis8 Basic Male(この記事内での最新版は8.1)をダブルクリックで読み込みます。(Content Library等からでも読込はできます)

人物データの3Dモデル『Genesin8』を読込む

読込の画面後に、基本ポーズ(Aポーズ)をした男性モデルが読み込まれます。標準のモデルには、既にテクスチャやポーズを行うためのボーンが含まれており、すぐに動かすことが出来ます

カメラを新規作成して『最適な焦点距離』を設定する

モデルの顔を変形する際には、まずカメラ設定をします。カメラを新規作成したら焦点距離を表すFocal Lenghtを90~130mmの間で作業しやすい数値にします。
カメラを初期設定のままモデルのパラメーターを調整してしまうと、カメラを移動したときに著しく変形した錯覚を起こしてしまうためです。

カメラのアングルを増やし『表示ウインドウも増やす』

正面・側面・斜め上のカメラを作成し、変更した箇所を把握しやすいようにします。この時のFocal Lenghtは全て同じ値に統一します。特に斜めからカメラを設置するのは、顔のシルエットである頬や顎のライン、エラの張り方、鼻や目のくぼみを確認するのに用います。

テクスチャや顔のモーフパラメーターを調整する

標準のテクスチャを有料コンテンツの皮膚や目のテクスチャに変更をします。
次に右下のShapingタブ内を選択し、調整パラメーターからモーフを調整して顔を変形させていきます。このモーフデータも事前に購入しておいた素材になります。

キャラクターの顔に表情を作り、個性を出させる

Posingタブ内のExpressionsパラメーターを調整して表情を作ります。また、Genesis8用のFaceControlsという表情の調整ができる有料プラグインも使って『不敵な笑顔』を作りました。(Genesis8.1シリーズは、FaceControlsが標準でダウンロードされています)

この他にもPowerPoseというパネルでポーズや表情を操作することもできます。

体型を変更するパラメーターを調節する

中年男性のシンボル。ポッコリおなかを作ります。ブヨブヨで太いお腹がダサくてエロいですね。こんなのに迫られたら最悪です。ちなみにこの画面では男性器を付けてはおりません。
さて、私の欲しかったイメージに近いキャラクターモデルができました。

照明や背景のスタジオ設定を読込

ここでは、CGの品質に関わってくる「照明」「背景」がセットになった有料コンテンツのスタジオ(レンダリングセッティング)を読込んでいます。
DAZstudioのIrayレンダリングには、何か一つ最適なスタジオを購入しておくと設定が楽になります。

レンダリングするためのカメラ設定

レンダリング用にカメラ設定をします。モデルの目線や顔の角度、シルエットの確認です。ちょうど顔を挟んでいる板状のものが被写界深度(ボケ)の設定範囲です。被写界深度もリアルに仕上げるには大事な設定部分になります。

レンダリングで仕上げる品質設定

次にレンダリングで仕上げるサイズや解像度の設定をします。照明と背景が出来上がっているので、画像サイズと解像度を触るだけです。

レンダリングボタンを押して仕上がり

仕上がりサイズが1200×900だと約2分ほど掛かりました。※PCスペックやオブジェクト容量にレンダリング時間は左右されます
目にノイズが残っていますが、このCGはプロフィール用に使う小さなサイズなので良しとします。png画像として、任意の場所に保存します。

3.PhotoshopでCGの全体を補正する

Photoshopで全体的が明るくなるように加工を行います。レベル補正や明るさ・コントラストなどで明るくし、色調補正をして全体の色味を上げました。Photoshopのバック画面を白色にしているのは、WEBサイトに画像をアップした時に、思った以上に暗くなるのを防ぐためです
最後に使いたいサイズにトリミングして完成。

この記事のまとめ

一般的な3DCGソフトでは、3Dモデリングに長けた熟練者でなければ、ソフトを覚えるだけで挫折してしまうかもしれません。
DAZstudioの利点は、リアルな人物モデルに絞って表情や体型を細かく調整できること。レンダリングの仕上がりに最適なリアルなテクスチャや質感がコンテンツで販売されていること。などがあげられます。

リアルで。 肉感で。エロい 。』作品づくりに一歩近づいた気がします。